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【2024年版】400ccアメリカンバイクおすすめ10選【選び方も解説】

「400ccの中で一番迫力があるバイクに乗りたい」
「中型免許で乗れる中で最も目立つバイクを知りたい」
「バイクはスピードよりも、雰囲気とファッション性を楽しみたい」

このような願望をすべて実現できるバイクジャンルが「アメリカンバイク」です。

結論、バイクは迫力とファッション性が重要で、スピードよりもゆったりとクルージングがしたい人にはアメリカンバイクが一押し。

この記事では中型免許で乗れる400ccアメリカンバイクの魅力や選び方、おすすめ車種を解説していきます。

読み終わるころには、気になるモデルをバイクショップに見に行きたくなっているはずですよ。

バイクの購入や乗り換えを考えてる方はぜひ参考にしてみてください。

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【2024年版】おすすめアメリカンバイク15選【排気量別に完全網羅】

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400ccアメリカンバイクの特徴

400ccアメリカンバイクは、1980〜1990年代に流行ったジャンルです。

2000年代にアメリカンブームが終結して以来、目立った新型車は発売されておらず、2023年5月現在は新車で買える国産アメリカンはありません。

ここからは400ccアメリカンバイクならではの、特徴を解説していきます。

アメリカンバイクの特徴と定義

アメリカの広大な大地を快適に移動するために生まれたのがアメリカンバイクで、特徴は下記の通りです。

  • 悪路を長距離走っても疲れないシート
  • ドカッとソファに座っているような独自のポジション
  • 馬力よりもトルクと鼓動感を重視したエンジン

代表的なメーカーはハーレーダビッドソンで、世界中のアメリカンバイクのお手本です。

ハーレーが作るようなバイク全体をアメリカンと呼ぶことが多いのですが、日本製のクルーザーをアメリカンと呼ぶ場合もありますね。

この辺りの表現は人によって曖昧なので、本記事ではハーレーが作ったようなスタイルをまとめてアメリカンバイクと定義します。

今回の記事はアメリカンバイクの中でも400ccに絞って解説しますが、定義や歴史をくわしく知りたい人は下記の記事を参考にしてください。

車両的な特徴は中型最強の存在感と快適性

400ccアメリカンバイクの車両的な特徴は

  • 中型クラスとは思えない大きさと迫力
  • 空冷Vツインエンジンが多数派
  • 同じ排気量内で比べると馬力は控え目
  • クラス最強の直進安定性と快適さ

のようなものがあります。

メリット・デメリット

400ccアメリカンバイクの特徴を踏まえて、メリットとデメリットは下記の通りです。

過去に多くのモデルが発売されていて選択肢が多い
スポーツバイクのように無理な使われ方をしないので、状態の良い車両がまだある
中型クラス最強の迫力と存在感
国産車は新車が無い
中古はカスタムされた車両が多くノーマルを楽しみにくい
程度の良い中古車両は割高
ハーレーダビッドソンが乗りたい人は大型からしか選べない

ちなみに400ccアメリカンへの乗り換えを検討している方は、写真だけで全国最大10社に一括査定できる『カチエックス』を試してみてください。

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400ccアメリカンバイクを選ぶポイント

400㏄アメリカンバイクは、中古車から選ぶことが多いジャンルです。

ロイヤルエンフィールドのメテオシリーズなど新車で買える外国車もありますが、国産のアメリカンバイクがほしい人は中古からしか選べません。

中古車の購入は、不安に感じる人もいるはずです。

ここからは400ccアメリカンバイクならではの、選ぶ際のポイントを解説していきます。

国産400ccアメリカンは新車では買えない

2022年12月現在は、新車で買える400cc国産アメリカンバイクはありません。

一部の外国製アメリカンは新車で購入可能ですが、国産車は中古から選ぶしかないのが現状です。

信頼性の面では外国車よりも国産車を選びたいけど中古は少し不安、と感じる人もいるはず。

しかし外国車はイメージしているほど壊れませんし、しっかり探せば中古でも安心してバイクライフを楽しめます。

ここからは中古バイクを選ぶ際の注意点を2つ解説します。

中古はバイク選びよりショップ選びが大切

中古車を選ぶときはバイク選びよりも、バイク屋選びの方が大切です。

例えば50万円で売っている中古バイクが、

  • 整備費用を削りに削って価格を下げた50万円
  • 適正な整備をした結果の50万円

のどちらなのかユーザーは判断できません。

しかもバイク屋さんが「整備した」といったとしても本当かどうかは見破れないので、まずは信頼できるお店を探すことが先決です。

お客さんとの良好な関係を築こうとしないお店のバイクに、命をあずけることはできませんよね。

ちゃんとしたお店は整備した場所はどこかなど、細かいところまで真摯に説明してくれます。

つまり正直な商売をしているお店からバイクを買うことが、最安値の中古バイクを見つけるよりも大切だということ。

バイク屋さんとよく話をして「信用できるお店だな」と感じれば、そのショップはあなたにとっての優良店です。

「値段だけでバイクを決めない」
「複数のお店を見て回る」

この2つを意識すれば、長く付き合いたいと思えるお店に出会えるはずですよ。

カスタ厶車は内容を良く吟味してから

アメリカンは特にカスタムが楽しいジャンルなので、中古車両にはカスタムされている車両が多く見受けられます。

見た目が変わるので楽しいのですが、乗り味に影響があるカスタムはノーマルよりも乗りにくくなりがちです。

またエアクリーナーなどエンジン内部に影響があるパーツが交換されている場合、バイクの耐久性が下がっている可能性があります。

カスタム済みの車両を選ぶなら見た目のカッコよさだけではなく、しっかり整備されていて長く乗れるかをバイクショップの店員さんと良く相談してください。

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【2024年版】おすすめの400ccアメリカンバイク10選

ここから一押しの400㏄アメリカンバイク10車種を紹介していきます。

スペックは可能な限り新しいモデルのものを記載しています。

スティード400/Honda【クルーザーブームの火付け役】

(スペックは2001年2月発売モデルのもの)

型式BC-NC26
メーカー希望小売価格599,000円
カラーブラック
全長(mm)2310
全幅(mm)890
全高(mm)1120
シート高(mm)670
車両重量(kg)215
総排気量(cc)398
最高出力31PS/7,500rpm
最大トルク3.4kgf・m/6,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費36.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)11

本格的なアメリカンデザインで第二次バイクブームの火付け役となったスティード400は、1988年に発売されました。

スティード以前の日本製アメリカンは、いわゆるジャメリカンと呼ばれる車両が大半でした。

ジャメリカンとは、日本メーカーがまだクルーザーの特徴を理解していなかった1980年代に製造されていたアメリカン風バイクのこと。

クルーザーとしての正解が確立していないので、どこかちぐはぐな印象を抱かせるデザインなのがジャメリカンの特徴です。

スティードが発売されてからはアメリカンスタイルが確立され、ライバル各社も同じような本格アメリカンを多数発売します。

ブームを作るほどにヒットした理由は、アメリカ国内のホンダ主導で設計したクルーザーだったから。

日本製ですがある意味、スティードは本場アメリカンクルーザーだと言えます。

日本製アメリカンを一気に本格クルーザーに押し上げた

ハーレーで良く採用している「リア周りがリジッドサスに見えるデザイン」は、国産ではスティードが初採用です。

初期のクルーザーはスイングアームがメインフレームとつながっているリジッドフレームで、リアサスペンションがないのが特徴。

ハーレーのリジッドフレームのモデル▼ 引用元:https://endo-auto.com/blogs/soldout/37160/

近代のクルーザーはリジッドフレームに見えても、リアサスペンションが奥に隠れている構造をしています。

ハーレーソフテイルシリーズのフレーム▼  引用元:https://harley.balcom.jp/shop/hiroshima/143055.html

スティード400はリア周りの外装を外せば、スイングアームがメインフレームから独立しているのがわかります。

スティードのカスタムモデル▼ 引用元:https://www.bikebros.co.jp/vb/american/apc/apc-114/

まるでリジッドサス構造のバイクに見える設計が、スティード400がハーレーのような本格クルーザーとして認められた大きな要因です▼

細かいところも本場アメリカンの特徴を押さえているスティードは大ヒット。

ライバル各社はスティードに追従しようと、リジッドサス風の設計をイントルーダーやドラッグスターにも採用していきます。

400ccの国産アメリカンとしてはライバルに最も影響を与えたモデルで、カスタム文化も生みました。

引用元:https://blog.goo.ne.jp/miyakeawest/e/2ecdfea8abd966a40f0af3fbc647d875

その後1997年にシャドウ400が発売されるまで、ホンダの400ccアメリカンを支えました。

多数の派生モデルがありバリエーション豊富

スティード400は14年間以上販売されたので多くの派生モデルがあります。 バリエーションは以下の4つ。

スティード400VLX(1996年式)▼

  • ラグジュアリーなベーシックモデル
  • 車名の後に何もつかないスティード400もVLXに含みます

スティード400VSE(1996年式)▼

  • ワイルドなスタイル
  • アルミ製ディッシュリアホイール
  • リアフェンダーやテールランプ周りのデザイン変更
  • 大型のハンドルを採用

スティード400VCL(1997年式)▼

  • シンプルなスタイル
  • 標準装備のバックレストを取り外し
  • シートの表皮をソリッドタイプへ変更

スティード400VLS(1998年式)▼

  • ヴィンテージ風カスタムモデル
  • スプリンガーフォークが特徴

バリエーションの多さは当時ヒットしていたことの表れで、スティード400は令和になっても色褪せない400ccクルーザーの代表格なのです。

ドラッグスター400/YAMAHA【国産クォータークルーザー代表】

(スペックは2016年3月発売モデルのもの)

型式EBL-VH02J
メーカー希望小売価格781,920円
カラーブルーイッシュホワイトパール1
全長(mm)2340
全幅(mm)840
全高(mm)1065
シート高(mm)660
車両重量(kg)234
総排気量(cc)399
最高出力30PS/7,500rpm
最大トルク3.2kgf・m/6,250rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費39.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)15

1988年に発売されたスティード400が大ヒットしたため、1996年にヤマハがぶつけた対抗馬がドラッグスター400です。スティード400の真似をしたのではなく、ヤマハが考える最高のクルーザーを時間をかけてデザインした渾身のモデルでした。

満を持して発売した甲斐があり大ヒット、ドラッグスター250と同じく日本の中型アメリカン市場を席巻。

日本製アメリカンで一番知名度が高いモデルがドラッグスターなのは、250ccと400ccの両方でヒットしたからです。

アメリカンバイクが得意なヤマハは、国産メーカーで最もバイクデザインが得意だといえますね。

派生グレード展開とモデルチェンジで中型随一のロングセラーに

1998年からはワイドタイヤと大型ヘッドライトを装備した、ドラッグスタークラシック400が追加されます▼

ドラッグスタークラシックは発売後、スタンダードと同じモデルチェンジで進化していきます。

2010年にはインジェクション化されてさらに進化しました。

  • インジェクション化に合わせてマフラー形状変更
  • 各部にメッキパーツ追加
  • 新型メーター採用
  • タンデムフットレストの位置変更

2010年式ドラッグスター400▼

2010年式ドラッグスタークラシック400▼

ドラッグスター400はスタンダードもクラシックモデルも、これから400ccのアメリカンがほしい人に強くおすすめできる王道の一台です。

シャドウ400/Honda【ホンダが出したミドルクルーザーの解答】

(スペックは2007年12月発売モデルのもの)

型式BC-NC34
メーカー希望小売価格724,500円
カラーパールサンビームホワイト
全長(mm)2450
全幅(mm)925
全高(mm)1085
シート高(mm)675
車両重量(kg)248
総排気量(cc)398
最高出力33PS/7,500rpm
最大トルク3.5kgf・m/6,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費34.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)14

クラシックな本格アメリカンとして1997年にシャドウ400が発売されました。

シャドウは当時最も流行っていたボリューミーなクラシッククルーザーとして設計されています。

ホンダは1988年にスティード400をすでに発売していましたが、スズキのイントルーダーやヤマハのドラッグスターなどライバル車の台頭で競争が激化していました。

スティードが王道スタイルのクルーザーなので、クラシックなシャドウを追加して広くシェアを獲得する狙いですね。

2000年にはカスタムモデルのシャドウスラッシャー400が発売されます▼

  • フロント19インチ
  • シンプルな外装
  • ガンファイターシート

シャドウスラッシャーは実質的にはスティードの後継機で、シャドウ400との棲み分けでアメリカン需要全体をカバーしています。

インジェクション化&2グレード展開で継続販売

2008年にはインジェクション化され、さらに「クラシック」と「カスタム」の2モデルに集約されました。

シャドウクラシック400▼

  • ディープフェンダー
  • ファットタイヤ
  • マフラー2本出し
  • シャフトドライブ
  • シャドウ400の後継機

シャドウカスタム400▼

  • シンプルなスタイル
  • フロント21インチタイヤ
  • シャフトドライブ
  • マフラー2本出し
  • シャドウスラッシャーの後継機

2017年排ガス規制により生産終了となりましたが、シャドウシリーズは長い間ホンダの中型アメリカンの屋台骨でした。

国産アメリカン好きの人には乗ってほしい完成度の高いロングセラーモデルです。

バルカン400/Kawasaki【カワサキ代表のスタイル豊富な王道クルーザー】

(スペックは1998年2月発売モデルのもの)

型式VN400A
メーカー希望小売価格629,000円
全長(mm)2360
全幅(mm)835
全高(mm)1175
シート高(mm)710
乾燥重量(kg)227
総排気量(cc)399
最高出力33PS/8,500rpm
最大トルク3.3kgf・m/4,500rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費45.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)15

バルカン400(VN400)はバルカン800と車体を共有して1995年に登場しました。

バルカン800のエンジンをボアのみ縮小して搭載したので、トルク重視の超ロングストロークエンジンが搭載されています。

バルカン400には多くの派生モデルがあり、カラーチェンジなどを繰り返しながら2004年まで販売されていました。派生モデルは下記の4種類です。

バルカン400(1995年~)▼

  • フロント21インチ
  • リア16インチ
  • プルバックハンドル仕様
  • スポークホイール採用

チョッパーカスタム風ベーシックモデルです。

バルカン400Ⅱ(1995年~)▼

  • フロント21インチ
  • リア16インチ
  • フラットハンドル仕様

バルカン400のフラットハンドルバージョンです。

バルカン400クラシック(1996年~)▼

  • 手元まで大きく伸びるハンドルバー
  • 前後16インチタイヤ
  • 前後ディープフェンダー
  • 厚手のシート
  • 前進して設置したステップ

アメリカンクルーザーに寄せたクラシックモデル。

バルカン400ドリフター(1999年~)▼

  • クラシックよりもさらにゴージャスなスタイリング
  • タイヤをまるまる包み込む超ディープフェンダー

400ccには見えない迫力のフォルムが特徴の、ヴィンテージカスタムモデルです。

バルカン400はスタイルが豊富で、特にバルカン400ドリフターは歴代400ccトップクラスの押し出し感。

中型で一番目立つバイクに乗りたい人には、バルカン400は最適な選択肢ですよ。

イントルーダークラシック400/Suzuki【マッスルボディが魅力的なスズキ随一のヒット作】

(スペックは2013年12月発売モデルのもの)

型式EBL-VK56A
メーカー希望小売価格829,500円
カラーグラススパークルブラック
全長(mm)2500
全幅(mm)955
全高(mm)1110
シート高(mm)700
車両重量(kg)275
総排気量(cc)399
最高出力33PS/8,000rpm
最大トルク3.4kgf・m/6,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費33.0km/l(60km走行時)、24.1km/l(WMTCモード値)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)15

イントルーダークラシックの前身、イントルーダー400は1994年に発売されました。

イントルーダー800と車体を共有していたため、

  • 400ccとは思えない迫力のあるボディ
  • ロー&ロングなスタイル
  • シャフトドライブ駆動

のような特徴があり、リッターオーバーに感じるほどの存在感があります。

ちなみにイントルーダーは「侵略者」という意味で、なかなか攻撃的なネーミングですね。

クラシックモデル発売で400ccアメリカンのシェア奪還

イントルーダークラシック400は2001年に発売されました。

イントルーダー400とは違い、ど直球の正統派クラシッククルーザーとしてデザインされています。

  • カバー付き正立フォーク
  • シャフトドライブ
  • ワイドなフロントフェンダー
  • リジッド風のスイングアーム

デザインをここまで大きく変えた理由は、デスペラードの失敗があったから。

デスペラード400とは、イントルーダークラシック発売前にラインナップされていたスポーツクルーザーで、あまりヒットしなかったモデルです。

1996年式デスペラード400▼

デスペラードの反省を活かしてイントルーダークラシックは、王道のクラシックアメリカンに設計されたのです。

発売後の売上は上々で、後にも先にもスズキで一番ヒットしたアメリカンバイクとなりました。

イントルーダークラシックは発売後もモデルチェンジを繰り返しながら進化を続けていきます。

クルーザーブームが過ぎ去った2014年でも400cc販売ランキング8位に入るロングセラーで、ヤマハのドラッグスターに次ぐ人気を獲得。

デザインに優れた王道アメリカンバイクなので、実車を見たらきっと気に入るはずですよ。

ブルバード400/Suzuki【あとからじわじわ効く都会派アメリカン】

(スペックは2013年11月発売モデルのもの)

型式EBL-VK57A
メーカー希望小売価格840,000円
カラーミスティックシルバーメタリック
全長(mm)2420
全幅(mm)890
全高(mm)1105
シート高(mm)700
車両重量(kg)267
総排気量(cc)399
最高出力33PS/8,000rpm
最大トルク3.4kgf・m/6,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費33.0km/l(60km走行時)、24.1km/l(WMTCモード値)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)15

ブルバード400は2005年に発売されたスズキのスポーティーな400ccクルーザーです。

車体の特徴は1996年に発売されたデスペラード400に通じていて、実質的には後継機と言えます。

一番の特徴は、アメリカンにも関わらず倒立フォークなところ。

「クルーザーにネイキッドのスポーティー性能を追加したモデル」と言えばわかりやすいですね。

当時はクラシックなアメリカンバイクが売れ筋でしたが、スズキはデスペラードの失敗にめげずにブルバード400で再チャレンジしたのです。

ブルバード400の発売当初の販売数はいまいちでしたが、地道にモデルチェンジして魅力を磨きます。

2009年のモデルチェンジでインジェクション化▼

2010年には兄貴分M109Rのようなビキニカウルを付けて、近未来感のあるクルーザーへと変身▼

デスペラードからブルバードへ受け継がれた倒立フォーク採用のスポーツクルーザーは、発売当初は個性的すぎてイロモノ扱いでした。

しかしモデル後半でじわじわと販売を伸ばし、結果的には堅実に売れたモデルだったと言えます。

ハーレーとは違う個性的なアメリカンバイクとして、デザインに「ビビッ」っと来た人はぜひチェックしてください。

VT400S/Honda【生まれるのが早すぎた優秀なスポーツクルーザー】

(スペックは2010年11月発売モデルのもの)

型式EBL-NC46
メーカー希望小売価格649,950円
カラーパールヘロンブルー
全長(mm)2295
全幅(mm)870
全高(mm)1135
シート高(mm)750
車両重量(kg)229
総排気量(cc)398
最高出力31PS/7,000rpm
最大トルク3.3kgf・m/3,500rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費40.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)10

ハーレーのスポーツスターにも似たシルエットのVT400Sは、兄貴分のVT750Sとデザインを揃えて2011年に登場しました。

エンジンにはスティードやシャドウから続く398cc水冷4ストロークVツインエンジンを採用。

水冷式ですが空冷のような冷却フィンで雰囲気を演出しつつ、全体としてはカジュアルなロードスターモデルに設計されています。

クルーザーというよりもネイキッドとクルーザーの中間のような味付けで、日常使いも快適なアーバンモデルです。

人気が出ずに仕様変更しないまま生産終了になってしまいましたが、現在販売されていたら結果は違っていたはず。

弱点のない優等生シティ派クルーザーとして、特に初心者の人におすすめです。

エリミネーター400/Kawasaki【4気筒エンジンで直線を切り裂くミドルドラッガー】

(スペックは1995年3月発売モデルのもの)

型式ZL400A
メーカー希望小売価格605,000円
全長(mm)2245
全幅(mm)720
全高(mm)1090
シート高(mm)705
車両重量(kg)212
総排気量(cc)398
最高出力53PS/12,000rpm
最大トルク3.4kgf・m/10,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・並列4気筒・DOHC
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)13

1986年に発売されたカワサキのドラッガーバイクがエリミネーター400です。

ドラッガーとはドラッグレースという直線のみで速さを競う競技に適しているバイクのことで、高い直進安定性とハイパワーエンジンが特徴。

引用元:https://handl-mag.com/news-210210-jdster/

エリミネーター400にはGPZ400Rに搭載されていたハイパワー水冷4気筒エンジンを搭載しています。

エリミネーター400は鼓動を楽しんで走るのではなく、エンジンをギンギンに回して走るのが得意なドラッガーモデルなのです。

前期はスタイル違いの3モデル展開、後期は1モデルに統合

エリミネーター400には3つのスタイルがあります。

エリミネーター400▼ ベースグレード

エリミネーター400SE▼ キャストホイールとビキニカウルを装備

エリミネーター400LX▼ スポークホイールを採用しメッキパーツを多数ちりばめたクラシック仕様

また1993年のモデルチェンジでSEとLXは廃止になり、エリミネーター400のみに統合されました。

モデルチェンジの内容は以下の通りです。

  • カモノハシテール廃止
  • 曲線基調のデザインに変更
  • ライトを大径化
  • シート変更で足つき性向上
  • タンク容量1Lアップ

初期型エリミネーター400の特徴的なリアフェンダーは、カモノハシのくちばしに似ていることから「カモノハシテール」と呼ばれていました。

大型クラスにはドラッガースタイルのバイクにVMAXやX4がありますが、中型でドラッガーがほしい人はエリミネーター400は唯一無二の一台ですよ。

メテオ350/ロイヤルエンフィールド【地球規模でのクルーザー人気の証明】

(スペックは2021年発売メテオ350ファイヤーボールのもの)

メーカー希望小売価格596,200円
カラーイエロー
全長(mm)2140
全幅(mm)845
全高(mm)1140
シート高(mm)765
車両重量(kg)191
総排気量(cc)349
最高出力19.64HP/6,100rpm
最大トルク27N・m/4,000rpm
エンジン形式空油冷・4ストローク・単気筒・SOHC
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)15

メテオ350シリーズは、2021年にロイヤルエンフィールドから発売されたスポーツクルーザーです。

ロイヤルエンフィールドとは、現存するオートバイブランドの中で最も古いと言われているメーカーでイギリス発祥のブランド。

現在はインドに活動拠点を置いていて、ミドルクラスのクラシックバイクが有名です。

メテオ350のパワートレインは349cc単気筒エンジンで、ホイールにはフロント19インチ&リア17インチを採用。

新しいモデルなので、ABSやスマートフォンとの連携機能も搭載しています。

スタイル違いの3グレード展開でクルーザー市場に参入

メテオ350シリーズにはスタイリングと装備の違いで3つのグレードがあります。

2021年式メテオ350ファイヤーボール▼ ベースグレード

2021年式メテオ350ステラ▼ バックレストを標準装備した中間グレード

2021年式メテオ350スーパーノヴァ▼ ステラをベースにウィンドスクリーンを装備したトップグレード

2022年12月現在メテオ350シリーズはロイヤルエンフィールドでまだ正規販売されていませんが、並行輸入では購入可能なのでスタイリングが気に入った人はぜひチェックしてみてください。

GV300Sボバー/HYOSUNG【本格ボバースタイルの韓国からの刺客】

(スペックは2022年6月発売モデルのもの)

メーカー希望小売価格693,000円
カラーマットオレンジ
全長(mm)2080
全幅(mm)750
全高(mm)1050
シート高(mm)710
車両重量(kg)172
総排気量(cc)295.9
最高出力29.4PS/8,500rpm
最大トルク2.61kgf・m/6,500rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)12.5

GV300Sボバーは水冷V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーで、ヒョースンから2022年6月に販売が開始されたばかりのニューモデルです。

ヒョースンとは大型から小型車までラインナップしている韓国のバイクメーカーで、日本でも正規ディーラーが展開されています。

GV300Sボバーは車種名にもある通り「ボバースタイル」のアメリカンバイクです。

ボバーとは「ダートトラックレース」をルーツとしたクルーザーのスタイルの一つで、代表車種はスポーツスターXL1200Xフォーティーエイト▼

ダートレースとは不整地で構成されたトラックを周回するレースで、オートレースのダート版と言えばわかりやすいはずです。

引用元:http://www.zokeisha.co.jp/burning/news/5637

  • バーハンドル
  • ショートフェンダー
  • ダート風タイヤ

上記とあわせて軽量化のためにパーツを最小限まで減らすのがボバースタイルの特徴。

GV300Sボバーの余計な装飾パーツを潔く排除したスタイリングは、ボバースタイルそのものと言える作りです。

特徴的なティアドロップタンクは、スリムなデザインながら12.5Lの容量を確保しているのも嬉しいところ。

日本全国に正規販売店があるので「アジア製なんて、、、」と食わず嫌いをせずに、スタイルが気に入った人はチェックしてみてください。

新車でもリーズナブルな価格で手に入る魅力的な中型クルーザーは、ほかにはなかなかありませんよ。

まとめ:「バイクは迫力と見た目!」な人は400ccアメリカンバイクが一押し

今回は400ccアメリカンバイクの選び方やおすすめ車種を紹介してきました。

中型でもクラスレスの迫力を持っているバイクが、多数あることがわかってもらえたはずです。

アメリカンバイクは登場してから100年ほどほぼ形が変わっていません。つまりバイクの一つのジャンルとして完成された形だということ。

中型クラスは「アメリカンバイクの昔から変わらない魅力」を十分楽しめるので、興味がある人はぜひバイクショップに足を運んでみてください。

また、乗り換えの際は弊社で運営するカチエックスを使うと、写真だけで全国の業者にネット完結型の査定を申し込めます。

面倒な連絡は専任スタッフがすべて代行するので、ネットで手間なく早く高く売りたい方にはおすすめですよ。

バイクを売ろうと思ったときにこんな不安はありませんか?

  • 査定してもらうために、何店舗も回るのはめんどうだな
  • 一括査定に申し込むと、いろんな業者から電話がかかってきて嫌だな
  • 買いたたきや価格交渉も苦手だな

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【この記事を書いたライター】よしのパパ