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【2024年最新】250ccアメリカンバイクおすすめ10選【選び方も解説】

【2024年最新】250ccアメリカンバイクおすすめ10選【選び方も解説】

「250ccの中で一番迫力があるバイクに乗りたい」

「車検がないバイクの中で最も目立てるのを選びたい」

「バイクはスピードよりも雰囲気とファッション性!」

このような希望をすべて実現できるバイクジャンルが「アメリカンバイク」です。

結論、バイクは迫力とファッション性が重要で、スピードよりもゆったりとクルージングがしたい人にはアメリカンバイクが一押し。

この記事では車検が必要ない250ccアメリカンバイクの魅力や選び方、おすすめ車種を解説していきます。

読み終わるころには「早くバイクショップに見に行きたい!」と気になるバイクが出てきているはずですよ。

バイクの購入や乗り換えを考えてる方はぜひ参考にしてみてください。

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250ccアメリカンバイクの特徴

250ccアメリカンバイクの特徴

250ccアメリカンバイクは、1980〜1990年代に日本国内で流行ったジャンル。

一度ブームは去っていますが、レブル250の人気にライバルメーカーが追従すれば再燃の可能性がありますね。

ここからは250ccアメリカンバイクの、定義や特徴を解説していきます。

ちなみに今回は250ccに絞って解説しますが、アメリカンバイクの歴史やスタイルの違いについてもっとくわしく知りたい人は別記事で詳しくまとめてあります。

車両的な特徴はクラスレスの迫力と快適性

250ccアメリカンバイクの車両の特徴は

  • 250ccクラスとは思えない大きさと迫力
  • 空冷エンジンが多数派
  • エンジンの気筒数はシングルか2気筒
  • 同じ排気量内では、ほかのジャンルよりも馬力は控え目
  • クラスレスの直進安定性と快適さ

のようなものがあります。

メリット・デメリット

250㏄アメリカンバイクの特徴を踏まえて、メリットとデメリットは下記のとおりです。

250ccには見えない迫力のスタイリング
車両価格が高めなアメリカンの中では比較的リーズナブル
維持費が安く予算をカスタムに回せる
直線の巡航性能はクラストップレベル
新車がほしい人は実質レブル250一択
程度の良い中古車両は割高
カスタムされた車両が多く、純正状態を楽しむのが難しい
アメリカンというジャンルを楽しむには排気量が不足気味

250ccアメリカンバイクを選ぶポイント

250ccアメリカンバイクを選ぶポイント

レブル250以外のエンジン、例えばVツインアメリカンが欲しい人は中古で選ぶしかないのが現状です。

また中古車の購入は不安を感じる人もいるはず。

ここからは250ccアメリカンバイクならではの、選ぶ際のポイントを解説していきます

インジェクションと新車はレブル250一択

2024年2月現在、新車で購入可能な国産250㏄アメリカンバイクはホンダのレブル250のみで、そのほかはすべて中古になります。

また中古のアメリカンバイクはほぼすべてキャブレター仕様で、インジェクションの車両はホンダのレブル250かヒョースンのGV250のみです。

始動性に優れているインジェクション車両がほしい人は、GV250がレアな車両なので実質レブル250一択。

レブル250が気に入れば問題ありませんが、ドラッグスター250など絶版車が欲しい人は中古車両を選ぶコツを知っておく必要があります。

中古車を選ぶコツはこの後すぐに解説します。

Vツインエンジンは中古からのみ選択可能

引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/webike-rb/camp/2019/09/buyers_26873.html

アメリカンはハーレーがイメージリーダーなので、スタイリングが似ているV型エンジンを搭載したモデルが好まれる傾向です。

他のエンジンでは出ない、Vツイン独特の鼓動感を楽しみたいという人も多いのではないでしょうか?

レブル250は水冷単気筒エンジンなので、Vツインエンジンがほしい人は中古から選ぶことになります。

中古バイクを買うときに失敗しないコツは下記の2点。

「バイクよりも信頼できるバイクショップを見つけるのが先」 「予算内でできるだけ新しい年式を選ぶ」

ネットで最安値のバイクを在庫しているお店を検索して買うのはおすすめできません。

多少割高に感じてもしっかり整備された車両を選ぶのが良いバイクライフを送るポイントですよ。

カスタ厶車は内容を良く吟味してから

引用元:https://www.goobike.com/after/work/13716

アメリカンはカスタムするのが定番なので、中古はカスタムされている車両が多く見受けられます。

見た目が変わるので楽しいのですが、乗り味に影響があるカスタムはノーマルよりも乗りにくくなることがあるので注意が必要。

またエンジンの耐久性に影響するパーツのエアクリーナーが交換されている場合、ノーマル状態よりも信頼性が低い可能性があります。

カスタム済みの車両を選ぶなら見た目のカッコよさだけではなく、しっかり整備されていて長く乗れるかをバイクショップと良く相談しましょう。

【2024年版】おすすめの250ccアメリカンバイク10選

ここから一押しの250㏄アメリカンバイク10車種を紹介していきます。スペックは可能な限り新しいモデルのものを記載しています。

Rebel 250/Honda【令和に復活した元祖クルーザーブームの立役者】

(スペックは2020年3月発売レブル250のもの)

型式2BK-MC49
メーカー希望小売価格545,000円
カラーマットジーンズブルーメタリック
全長(mm)2205
全幅(mm)820
全高(mm)1090
シート高(mm)690
車両重量(kg)170
総排気量(cc)249
最高出力26PS/9,500rpm
最大トルク2.2kgf・m/7,750rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・単気筒・DOHC
燃費46.5km/l(60km走行時)、34.1km/l(WMTCモード値)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L)11

旧型レブルから20年ぶりに復活したレブル250は2017年に発売されました。

フレームをレブル500と共有し、迫力のあるボディを獲得。 エンジンはCBR250Rなどに使われている信頼性の高い水冷単気筒エンジンが採用されました。

エンジンはそのまま共有したのではなく、クルーザー向けに専用のチューニングを施し低速域が厚めに調整されています。

発売翌年から販売ランキングトップ4連覇&納車数ヶ月待ち

レブル250は発売した翌年の2018年から2021年まで、国内250ccクラスの販売ランキングトップを4連覇しました。

2020年度は2位のADV150(販売台数6450台)に、2倍以上の差をつけたぶっちぎりのトップセールス(販売台数13297台)を記録。

レブル250は注文しても数ヶ月待ちの状態で、一時期は中古価格が新車価格を超えるほど高騰していました。

ここまでの人気を獲得した理由はいくつかあります。

  • 恐ろしいまでのコスパの良さ
  • 500と共通のメインフレーム
  • ファットタイヤで迫力のある足回り
  • グラマラスで特徴的なエンジンタンク

コスパが良好なのはコンセプトにシンプル&RAW(未加工の素材)を掲げているからです。

大きなコストがかかるクルーザーとしての基本部分はしっかり設計し、灯火系などユーザーが簡単にカスタムできるところはあえて簡素なパーツを採用してコストダウン。

シンプル&RAWのコンセプトにより新車価格を大幅に下げつつ、魅力的なカスタムベースモデルに仕上がっています。

しかも価格が高めになりがちなクルーザーなのに、新車を545,000円で購入できるのです。

「カスタムしがいがある」
「かっこ良いのに安い」
「維持費が安く信頼性も高い」

レブル250は企画力の高さが成功を呼んだ好例で、ホンダはさらにテコ入れをして魅力を高めていきます。

MCでフルLED化とカウル付きモデル誕生

▲2020年式レブル250

2020年のマイナーチェンジでさらにコスパと魅力がアップしています。

  • ABS標準装備
  • メーターにシフトインジケーター追加
  • アシストスリッパークラッチ採用
  • ヘッドライト含め灯火系すべてLED化

また2020年からSエディションという派生モデルが追加されています。

2020年式レブル250Sエディション▼

ノーマルとの違いは下記の通り。

  • ビキニカウル追加
  • フォークカバー
  • フォークブーツ
  • シート形状&カラー変更

ノーマルもシンプルでかっこ良いですが、Sエディションも捨てがたく悩ましいところですね。

ドラッグスター250/YAMAHA【国産250ccアメリカン最強のベストセラー】

(スペックは2016年3月発売モデルのもの)

型式JBK-VG05J
メーカー希望小売価格594,000円
カラーブルーイッシュホワイトパール1
全長(mm)2320
全幅(mm)935
全高(mm)1070
シート高(mm)670
車両重量(kg)160
総排気量(cc)248
最高出力20PS/8,000rpm
最大トルク1.9kgf・m/6,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費51.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)11

250ccクルーザー界で高い知名度を誇るドラッグスター250は2000年に発売されました▼

すでに発売されていたドラッグスター400の250cc版としての登場です。

初期モデルの特徴である2本出しマフラーが、堂々としていて迫力ありますよね。

ビラーゴよりもフロントフォークをさらに寝かせて車体全体を肉厚に設計することで、ボリューム感を強調しています。

▼2007年式XV250ビラーゴ

見た目の割に軽量で女性にも扱いやすく、全方位に隙のないアメリカンバイクとしてロングセラー車になりました。

「250ccで一番オススメなアメリカンバイクは?」と検索すると高確率でランキングされているのが現在でも人気な証拠です。

「ライバルはドラッグスター400」という250ccでは敵なし状態で、250アメリカンとしては最も成功したモデル。

ドラッグスター250はクラスナンバーワンのスタンダードクルーザーとして、これからアメリカンに乗りたい人におすすめしたいバイクです。

MCでマフラーの一本化とクラシックモデル追加

▲2008年にモデルチェンジが入りマフラーが一本化されました。

インジェクション化はせずに、キャブレターのまま排ガス規制に対応しています。

また2012年にはドラッグスター250クラシックエディションが発売▼

ツートンカラーの燃料タンク&サイドカバー&エアクリーナーボックスと、ブラウン色のシートが特徴の特別仕様車です。

クラシカルなスタイリングでビンテージ感をさらに演出していますね。

V-TWIN MAGNA/Honda【エントリーモデルのスタンダード】

(スペックは2006年11月発売モデルのもの)

型式BA-MC29
メーカー希望小売価格598,500円
カラーグラファイトブラック
全長(mm)2315
全幅(mm)880
全高(mm)1065
シート高(mm)690
車両重量(kg)184
総排気量(cc)249
最高出力27PS/10,000rpm
最大トルク2.3kgf・m/7,500rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・DOHC
燃費36.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)11

ホンダの本格クォーターアメリカンのVツインマグナは1994年に発売されました▼

1993年の第30回東京モーターショーに出品され、高評価だったためほぼそのままの形で発売。

エンジンはVT250系列と同じ249cc水冷Vツインエンジンを採用し信頼性を確保、空冷に見える冷却フィンもお洒落さを際立たせています。

堂々としたフォルムや各部凝った設計で、発売当初から販売も好調。

大きな仕様変更をしないままで2007年式最終モデルまで長期間販売されたのは、初代からデザインが完成していた証ですね。

バイク便が良く使うエンジンで信頼性が特に高いので、中古車両でもまだまだ現役で走ってくれるはずですよ。

エリミネーター250/Kawasaki【唯一無二のかっ飛び系250ccドラッガー】

(スペックは1996年2月発売エリミネーター250SEのもの)

型式EL250A
メーカー希望小売価格408,000円
全長(mm)2140
全幅(mm)745
全高(mm)1100
シート高(mm)690
車両重量(kg)161
総排気量(cc)248
最高出力40PS/12,500rpm
最大トルク2.4kgf・m/10,000rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・並列2気筒・DOHC
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)12

エリミネーターシリーズの末っ子として、エリミネーター250は1987年に発売されました。

エリミネーターシリーズはクルーザーよりもドラッガーに近いスタイルで、エリミネーター(900cc)やエリミネーター400がすでに発売されていました。

エリミネーター250に積載している水冷パラレルツインエンジンは、12500回転で最高出力を発揮する高回転ユニットでドラッガーとしての魅力は十分。

前後ともキャストホイールと油圧ブレーキで、走行性能も隙のない設計になっています。

ちなみにエリミネーターは「排除する者」という意味で、かなり攻撃的なネーミングですね。

スタイル違いの3グレード展開

エリミネーター250にはスタンダード・SE・LXの3種類のモデルがあり、それぞれの特徴は下記の通りです。

■エリミネーター250(ベーシックグレード)

■エリミネーター250SE

  • 1988年に発売
  • ドラッガーレーサー風カスタムモデル
  • ビキニカウル追加
  • アンダーカウル装備

■エリミネーター250LX

  • 1989年に発売
  • クラシッククルーザー風カスタムモデル
  • 前後スポークホイールを採用
  • 各部にメッキパーツ追加

この後は1998年にV型エンジンを搭載したエリミネーター250Vに進化しますが、ドラッガーコンセプトは変わりません。

エリミネーター250V/Kawasaki【V型エンジンになっても変わらない辛口ドラッガー】

(スペックは2006年12月発売モデルのもの)

型式BA-VN250A
メーカー希望小売価格586,950円
カラーパッションレッド
全長(mm)2355
全幅(mm)775
全高(mm)1075
シート高(mm)690
車両重量(kg)186
総排気量(cc)249
最高出力35PS/12,500rpm
最大トルク2.4kgf・m/9,500rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・V型2気筒・DOHC
燃費33.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)13

パラレルツインエンジンのエリミネーター250から、Vツインエンジンに進化したエリミネーター250Vは1998年に発売されました▼

先代からのドラッガーコンセプトは継続され、Vツインエンジンになっても12500回転で最高出力を発揮する高回転型エンジンを採用。

決してドコドコと鼓動を楽しむエンジンではなくかっ飛び系クルーザーなのは相変わらずで、250ccながらピリリと辛口なバイクです。

大きな仕様変更はせずに2007年で販売終了となり、最後までキャブレター仕様のまま歴史に幕を閉じました。

令和に入ってから250ccクラスはフルカウルブームが来ているので、あえて今からエリミネーター250Vに乗ればかなり目立てるはずですよ。

イントルーダーLC250/Suzuki【生まれる時代を間違えた隠れた名車】

(スペックは2004年12月発売モデルのもの)

型式BA-VJ51A
メーカー希望小売価格523,950円
全長(mm)2240
全幅(mm)880
全高(mm)1110
シート高(mm)685
車両重量(kg)157
総排気量(cc)248
最高出力24PS/8,000rpm
最大トルク2.3kgf・m/6,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費48.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)12

「侵入者」の意味の名前を冠したイントルーダーLC250は1999年に発売されました▼

スズキのラインナップとしてはシングルエンジンのマローダー250の後継機ですが、気合の入り方が違います。

▼1998年式マローダー250

既存車種をお色直しして作ったマローダー250とは違い、本格的なVツインエンジンのイントルーダーは「250ccのアメリカン市場を席巻するぞ」という意気込みが感じられる作り。

コンセプトはヤマハのドラッグスター250と同じ王道のアメリカンですが、イントルーダーはメッキパーツなどを多用していてよりゴージャスな作りになっています。

売上はドラッグスターに軍配が上がりましたが、イントルーダーもクルーザーとして王道な作りなので多くの人におすすめできるモデルです。

大きな変更はせずに2006年まで生産されたので、継続して一定数のファンに支えられていた証明ですね。

REBEL/Honda【80年代アメリカンバイクの体現者】

(スペックは1996年2月発売モデルのもの)

型式MC13
メーカー希望小売価格418,000円
全長(mm)2125
全幅(mm)860
全高(mm)1080
シート高(mm)660
車両重量(kg)154
総排気量(cc)233
最高出力21PS/8,000rpm
最大トルク2.0kgf・m/7,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃費43.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)10

1985年に登場したレブルは、250T LA CUSTOMをベースにハンドルやタンクをクルーザー風に仕立てた、いわゆるジャメリカンのバイクです。

▼1985年式レブル

▼1984年式 250T LA CUSTOM

ジャメリカンとは、クルーザーの特徴を日本メーカーがまだ理解していなかった1980年代に製造されていたアメリカン風バイクのこと。

クルーザーとしてゼロから設計していないので、現在からみるとどこかちぐはぐな印象を抱かせるデザインがジャメリカンの特徴です。

発売当時は250ccクラスには本格的なアメリカンバイクがほぼない時代で、レブルは話題を呼びました。

後に発売されるスティード400と合わせて、レブルはホンダの中型アメリカンを支えた屋台骨のモデル。

現代では新型レブル250が発売されたので、レブル(意味:反逆者)という名前も再認識されています。

ジャメリカンは少し卑下した表現として使われてましたが、令和時代から見るとむしろ新鮮に感じられますね。

特別カラーや2タイプハンドルのグレード展開

レブルは10年以上にわたって長期間販売されたモデルなので、多くのグレードや限定カラーがあります。

特別カラーリングモデルの1988年式レブルスペシャル▼

1990年にはプルバックハンドルとフラットバーハンドルの2モデル展開になり、シリンダーヘッドカバー形状も変更されています。

1990年式レブルプルバックハンドル仕様▼

1990年式レブルフラットバーハンドル仕様▼

1994年にはワイドハンドルになり、マフラーが右側2本出しに変更されました▼

さらにイグニッションスイッチの位置が、燃料タンクの左下に変更されています。

新型レブル250がたくさん走っている街中をあえて旧型レブルで走っていたら「あのバイク何なの?レブルってタンクに書いてあったけど」と話題になるかもしれませんよ。

XV250ビラーゴ/YAMAHA【ドラッグスターとは違う個性派クルーザー】

(スペックは1996年2月発売XV250Sビラーゴ フラットハンドル仕様のもの)

型式3DM
メーカー希望小売価格469,000円
カラーダークブルーカクテル2
全長(mm)2215
全幅(mm)715
全高(mm)1060
シート高(mm)695
車両重量(kg)150
総排気量(cc)248
最高出力23PS/8,000rpm
最大トルク2.2kgf・m/6,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費56.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)9.5

ヤマハ250cc初の本格クルーザーのXV250ビラーゴは1988年に発売されました。

▼1988年式XV250ビラーゴ フラットハンドル仕様

既存のエンジンをクルーザー風に仕立てるジャメリカンではなく、わざわざ狭角Vツインエンジンを新造する気合の入りようです。

メッキのエアクリーナーボックスやマフラーレイアウトなど、クルーザーとしてのツボは押さえていてコスパも良好。

デザインに優れているヤマハらしい魅力的なクルーザーに仕上がっています。

1988年はアメリカンブームのピークは過ぎていましたが、ホンダのスティードが発売されたことにより再度クルーザーブームが再燃。

250ccの中では当時唯一の本格クルーザーだったビラーゴ250はブームの後押しで販売台数を伸ばし、2000年にドラッグスター250が出るまでヤマハの250ccアメリカンを支えました。

年式によりハンドル形状やシーシーバー有無を選択可能

ビラーゴ250はプルバックハンドルとフラットハンドルの2つの仕様から選択可能で、後半のモデルではシーシーバーが追加されました。

シーシ-バーとはタンデムシートの後ろに付ける縦に伸びたステーのようなもので、荷物を積載する支えにしたり、クッションをつければパッセンジャーの背もたれになります。

1988年式ビラーゴ250プルバックハンドル仕様▼

1988年式ビラーゴ250フラットハンドル仕様▼

1994年のモデルチェンジで下記の仕様変更をしています。

  • シーシーバーを標準装備
  • テールライト形状変更
  • ウィンカーレンズを小型化
  • フロントブレーキを調整

1994年式ビラーゴ250プルバックハンドル仕様▼

1994年式ビラーゴ250フラットハンドル仕様▼

さらに1994年式からクロームメッキサイドカバーや専用エンブレムを採用したXV250Sビラーゴも発売されて、2タイプのハンドル形状をそれぞれ選択できます。

1994年式XV250Sビラーゴプルバックハンドル仕様▼

1994年式XV250Sビラーゴフラットハンドル仕様▼

ちなみにオーストラリアや北米では日本で販売が終了した後も継続販売されているので、ビラーゴ250は世界的にも知名度があるモデルなのです。

マローダー250/Suzuki【コスパ最強のシングルアメリカン】

(スペックは1998年3月発売モデルのもの)

型式NJ48A
メーカー希望小売価格384,000円
全長(mm)2160
全幅(mm)815
全高(mm)1090
シート高(mm)680
車両重量(kg)150
総排気量(cc)249
最高出力20PS/7,500rpm
最大トルク2.1kgf・m/6,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・単気筒・SOHC
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量(L)14

マローダー250はボルティーをお色直しして、1998年に発売されたシングルエンジンのクルーザーです。

▲1994年式ボルティtype2

基本的な中身はボルティーと共通で、クルーザーの中では最もリーズナブルな389,000円でデビュー。

当時のクルーザーブームは本格的なアメリカンが主流だったため、エポックでかわいいマローダー250はあまりヒットしませんでした。

しかし海外ではGZ250という名前で2010年代まで販売されていたロングセラーバイクです。

日本独自のセンスが光るシングルエンジンクルーザー

小粒でかわいい日本独自のコンパクトクルーザーとして、現在から見たらマローダーは個性的で魅力的だと感じるはず。

エンジンはマローダーのあともST250やグラストラッカーに使われるので信頼性は折り紙付き、中古で購入しても問題ありません。

シングルエンジンのアメリカンは成功例が少ないのですが、排気量から考えるとVツインよりもシングルエンジンの方が鼓動感を楽しめるはず。

ちなみにマローダーとは【侵略者】の意味で、この時代のスズキ製アメリカンは個性的なネーミングが主流でした。

イントルーダーの由来は【侵入者】▼

デスペラードの由来は【ならず者】▼

などネーミングセンスが光る時代を表した車種名ですね。

250ccの個性派アメリカンとしては、マローダー250は悪くない選択肢ですよ。

GV250/HYOSUNG【侮れない韓国からの刺客】

(スペックは2014年1月発売モデルで価格のみ2020年モデルのもの)

メーカー希望小売価格469,370円
カラーウルトラマリン
全長(mm)2280
全幅(mm)875
全高(mm)1095
シート高(mm)710
車両重量(kg)176
総排気量(cc)249
最高出力18.3kW/9,000rpm
最大トルク20N・m/7,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・DOHC
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L)14

ヒョースンは韓国のオートバイメーカーで、大型から小型車までラインナップしています。

GV250は王道的作りのクルーザーで、兄貴分のGV650と同じインジェクションを搭載しています。

2012年モデルまではブラックを基調としたシックなクルーザーでした▼

2014年からはイメージを転換して、従来のブラックカラーから明るいカラーリングへと展開しています。

ウルトラマリンカラー▼

ホワイトコーラルカラー▼

日本国内ではマイナー車種ですが、街中でもちらほらと見かけることがあります。

アメリカンバイクの中でもマニアックな車両なので日本国内で乗っていたらかなり目立つはずですよ。

まとめ:「バイクは迫力とファッション性!」な人は250ccアメリカンバイクがオススメ

今回は250ccアメリカンバイクの選び方やおすすめ車種を紹介してきました。

たとえ250㏄でもクラスレスの魅力と迫力を持っているバイクが多数あることがわかってもらえたはずです。

アメリカンバイクは登場してから100年ほどほぼ形が変わっていないので、バイクの一つのジャンルとして完成された形だということ。

リーズナブルな250ccクラスでもアメリカンバイクの魅力を十分楽しめるので、興味がある人はぜひバイクショップに足を運んでみてください。

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【この記事を書いたライター】よしのパパ