バイク査定表でわかる評価点数とバイク買取価格の違い

これからバイクを売ろうと思った時に「いったいどのような根拠で査定がつくのだろう」と思った事はないでしょうか？

大事なバイクだからこそ、他人に評価されるならしっかりとした理由や根拠は知っておきたいです。

そこで、バイク屋さんがバイクを査定するときに見本にしている評価基準書を元に、バイクがどのように評価されていくのか解説していきます。

バイクの評価方法、点数の付け方が分かるとうになると査定士の評価に納得がいくようになりますし、知識が身につくことで低評価をつけてくるお店に安く売らなくて済むようになります。

当社が運営するカチエックスでは、専任スタッフがバイク業者との価格交渉も代行します。

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【バイク査定表】何を根拠に評価、査定されるの？

査定は主に5項目30箇所、10点満点の評価

以下は日本で一番バイクショップが利用している業者オークション「BDS」の査定基準を抜粋したものです。

なぜ業者オークションの査定基準がバイクショップの査定基準になるのかというと、大半のお店がが、この業者オークションで検査（査定）され、点数がつけられたバイクを仕入れているからです。品質が担保されているということですね。

つまり、お店は業者オークションと同じ評価方法、点数の付け方を見本にしているので、業者オークションの査定基準を知ることが、バイクを売るときの「査定方法を知るのに良い判断材料」になるということです。

評価点	エンジン	外装	足回り	フレーム	その他
10点	未使用車
9点	納車済みの未使用のバイク
8点	フルノーマル・無事故・無転倒
7点	傷やサビがほとんどなく、以下の項目に該当していないバイク
6点	・オイル漏れ（滲む程度）	・タンクに凹み（えくぼ）	-
5点	・オイル漏れ（ボタボタ）	・タンクに凹み（大きく） ・タンク内にサビ（少し）	・社外パーツに交換 ・オイル漏れ（滲み程度） ・サスペンションが沈む	・ストッパーに凹み（少し）	・社外HID
4点	・ラジエターに凹み ・キャブレーターが故障 ・クラッチが滑る	・タンク内にサビ（多い） ・外装を交換（社外）	・ベアリングが不良 ・スイングアームに凹み	・ストッパーを加工or溶接	・鍵が一本ない
3点		・塗装（綺麗）	・動作不良	・曲がりや凹みがある	・鍵が無い ・CDIを社外に交換
2点	・エンジンを塗装 ・パーツが欠品	・塗装（汚い）	・事故や転倒により大きく変形
1点	商品化不可

それぞれ解説していきますと、

10点：未使用車、つまり新車の事です。持っている人はほとんどいないのでここでは割愛します。

9点：「納車済みの未使用バイク」とは、一度納車整備を行ったりなど、未使用の状態から人の手が加わっている状態の事を言います。これもほとんどもっている方はいないので9点になることは稀です。

8点：新車で購入してから、一度も転倒が無く、一箇所もカスタムしていなく、傷やサビが全くない状態の事をいいます。皆さん一度は転倒したり、部分的にカスタムしたりするので、8点で評価されるバイクは稀ですが存在します。

7点：8点の状態よりも、傷やサビがほんの少しある場合に7点になります。新車購入後、3年未満のバイクが主に当てはまります。

6点：7点の状態を基準に、オイル滲み、もしくはタンクにえくぼ程度の凹み、一箇所カスタムすると6点になります。

5点：7点の状態を基準に、カスタムを2箇所、本格的なオイル漏れや、凹みがあると5点になります。

4点：7点の状態を基準に、ラジエターの凹み、鍵の欠品などがあると4点になります。ちなみに4点はバイクに最も多い状態で、周りでよく見かける年式相応のバイクのほとんどは4点です。

3点：4点の状態に加えて、エンジンが動かない場合に3点まで減点になります。

2点：3点の状態に加えて、事故による破損や変形、自家塗装をすると2点になります。

1点：2点～10点で評価しきれないほど状態が悪く、修理の見込みも建てれない場合は商品化が難しいと判断され1点になります。

バイクの査定は減点方式です。10点満点の未使用の状態から悪い箇所がないか判断して点数をつけていきます。

基準に加えて、査定士の経験、知識で加点される

しかし、上記の査定表は、あくまでバイクショップが見本にしているに過ぎません。

基準だけを見るとカスタム1箇所あるだけで、6点まで減点されてしまいますが、例えば、カスタムバイクを主に扱うお店なら、パーツの価値によっては加点のポイントになります。

また、旧車・絶版車で最高峰の「ウエマツ」なら、査定士に相当な知識量があるので、状態が悪い旧車でも不要な減点を避ける事にも繋がります。

また、事故車や不動車は点数としては1～2点で最低ランクですが、海外とのパイプが強いお店なら点数は高く見てくれます。事故車や不動車は海外に需要があるからです。

このように、あくまで査定表というのはバイクを査定するときの基準の一つであって、何がなんでも表どおりに点数をつけていくわけではありません。

バイクを高く売ろうと思ったら、加点（よく見てくれる）してくれるお店を選ぶのが理想です。

点数ごとの値段（査定額）はいくらぐらい？

ご紹介した査定表はあくまで一般的な査定方法です。 お店が得意とするバイクや、査定士の知識量によって評価方法が異なっていくことが分かったと思います。

以下では、人気車種を例に、排気量別に各点数毎に査定額がどれだけ差が出るのかを一覧にしています。

参考：点数別の買取価格一覧

以下が、排気量別に各点数毎の査定額の違いを一覧にしたものです。

自分のバイクがある程度何点なのか把握した上で見てみると良いでしょう。

また、あくまで一般的な値段になるので、お店によっては以下の値段よりも高くなることもありますし、低くなることもあるので参考程度に見てみてください。

評価点	50cc	125cc	250cc	400cc	大型
	ダンク	PCX125	Ninja 250	CB400SF	Ninja ZX14R
10点		¥282,200
9点	¥159,000	¥285,300	¥542,000	¥874,000
8点	¥149,000	¥272,900	¥513,000	¥796,000
7点	¥139,300	¥254,600	¥530,300	¥774,900	¥1,742,000
6点	¥134,200	¥238,100	¥497,700	¥753,000	¥1,495,800
5点	¥114,300	¥200,200	¥403,800	¥596,300	¥1,123,500
4点	¥71,100	¥129,600	¥287,700	¥327,800	¥828,400
3点	¥42,500	¥99,100	¥186,400	¥192,400	¥752,800
2点	¥12,000	¥109,000	¥132,800	¥202,300	¥900,000

ひどく状態が悪い2点～3点になると、値段が一桁落ちてしまいます。

中古バイクで最も多い点数は4点～5点で、新車3年未満は6点～8点になります。 中古車でも大事にメンテナンスして傷や凹みが少なければ6点以上になることもあります。

以上は、あくまで代表的な人気車種を、業者オークションの過去データを抜粋して値段を出してみたものです。自分のバイクは点数が低いそうだからといって、バイクを高く売ることを諦めてはいけません。

まとめ：査定がゆるいところで高く売ろう！

以上、バイクの査定表と、各評価点数について解説致しました。

やはり、これだけ見るとバイクは相当厳しい目線で査定されていると感じますし、加点してくれるかは結局のところお店次第だという事です。

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バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。

価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。