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【2024年版】大型クラシックバイクおすすめ10選【選び方のポイントも解説】

「オールドルックな大型バイクに乗りたい」 「年式が古すぎるバイクは壊れそうで心配」 「レトロなデザインと雰囲気のバイクを知りたい」

このような悩みを全て解決できるバイクジャンルが「クラシックバイク」です。

結論、バイクはデザインと雰囲気重視、だけどエンジンの圧倒的な存在感も絶対に譲れない人には大型クラシックバイクが一押しです。

この記事では大型クラシックバイクの魅力や選び方、おすすめ車種を解説していきます。

読み終わる頃には「早くバイクショップに見に行きたい!」と気になるバイクが出てきているはずですよ。

バイクの購入や乗り換えを考えてる方はぜひ参考にしてみてください。

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大型クラシックバイクの特徴

大型クラシックバイクの特徴引用元

どんなバイクの事をクラシックバイクと呼ぶのかは、人によって差があります。

まずは大型クラシックバイクの定義と特徴から解説していきます。

クラシックバイクの定義

本記事で言うクラシックバイクの定義は

  • ビンテージ感のあるオールドルックなデザインのバイク
  • 実際に年式が古いバイクのことではない(1980年代以降が目安)
  • 1960~1970年代に流行ったイギリスのオールドルックなカフェレーサーのデザインとコンセプトを取り入れたバイク

としています。

ただあいまいな部分も多く、個人によって定義は多少変わるので、「クラシックな雰囲気のバイクだな」と感じるバイクくらいの認識でも構いません。

今回の記事はクラシックバイクの中でも401cc以上の大型に絞って解説しますが、さらに詳しい定義や魅力、また[旧車][ネオクラシック]との違いなどは別記事にまとめてあります。

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大型クラシックバイクの車両的な特徴

大型クラシックバイクの車両的な特徴

大型クラシックバイクの車両の特徴は

  • 空冷エンジン
  • エンジンの気筒数はシングル~4気筒と幅広い
  • 圧倒的なエンジンの個性と魅力
  • ザ・大型バイクという存在感
  • 芸術品のようなコストを掛けた車両の仕上げ
  • ハーレーにはないブリティッシュでエレガントな雰囲気

のようなものがあります。

大型クラシックバイクのメリット・デメリット

400ccクラシックバイクの特徴を踏まえて、メリットとデメリットは下記のとおりです。

メリット
  • 大型の排気量で圧倒的な個性を表現したエンジン
  • 速度を出さなくてもバイクの魅力を味わえる
  • エンジン気筒数がツイン~4気筒どれでも魅力的なバイク
  • 昔から変わらない価値のあるデザイン
  • 大型バイクの所有感

デメリット
  • 個性が強すぎるバイクなので、近くのコンビニに行くには気後れする
  • 目立つ半面、いたずらや盗難にも気を使う
  • 車検があるため維持費が割高
  • しばらく乗っていると中型バイクの良さがわかってくる

大型クラシックバイクを選ぶ際のポイント

大型クラシックバイクを選ぶ際のポイント

大型クラシックバイクは、特に外車にラインナップが多いジャンルです。

もちろん国産車も多くラインナップされ魅力的なバイクが多数あるので、選ぶのに困るクラス。

ここからは大型クラシックバイクならではの、選ぶ際のポイントを解説していきます

【絶対に】買う前に一度は外車に試乗する(国産派の人も)

大型クラシックバイクは想像以上に個性が強いバイクが多く、外車は特に個性が強い傾向。

エンジンを掛けるだけでも相当な存在感があり、5分も試乗したらそのままローンを組んで書類にサインをしてしまう危険性があります。

大げさではなく、本当にそれほど衝撃を受ける強い個性のあるバイクが多いんですよね。

国産派の人も、ぜひ一度は外車のクラシックバイクに試乗してから国産のバイクを選ぶようにしてください。

こればかりは実際にバイクに乗って触れてみないと絶対にわかりません。

ぜひ一度、騙されたと思って外車の大型クラシックバイクに試乗してみてください。

外車ディーラーのスタッフは、試乗したらハマる人がいることを分かっているので拍子抜けするほど簡単に試乗させてくれます笑

まずは電話で試乗予約をしてみましょう。

エンジンの気筒数は2気筒が基本

引用元

大型クラシックバイクはただでさえ個性が強い車両が多いですが、ツインエンジンを積んでいるバイクは特に強烈な個性を持っているので、基本的には2気筒のバイクが一押し。

とはいえ4気筒も捨てがたいところなので、まずはエンジンの気筒数を決めましょう。

できればツインエンジンと4気筒エンジンの大型クラシックバイクの両方に試乗してください。

それぞれ1度ずつ乗れば、自分がどちらが好みかはすぐにわかると思います。

まずは実際に触れて乗ってみましょう。

最後の決め手は見た目で!

大型クラシックバイクはどの車両に乗っても魅力的なので、なかなか最終的な決め手がないかもしれません。

そんなときは見た目です。最後はフィーリングで選んでください!

個性強めなバイクが多いからこそ、スペックやバイクの特徴は一回忘れてください。

見た目だけで選ぶとしたらどのバイクかな、という感覚的なバイクの選び方が最後の決め手になると思いますよ。

【2024年版】おすすめの大型クラシックバイク10選

【2022年版】おすすめの大型クラシックバイク10選

ここから一押しの大型クラシックバイク10車種を紹介していきます。

スペックは初年度モデルのデビュー当時のものを記載。

初年度以外のスペックを表示する場合は別途記載しています。

ボンネビルT120/トライアンフ【クラシックバイクのルーツ「T120」の復刻】

メーカー希望小売価格(税込)1,492,000円
カラージェットブラック
全幅(mm)785
全高(mm)1125
シート高(mm)785
乾燥重量(kg)224
総排気量(cc)1200
最高出力80PS/6,550rpm
最大トルク105N・m/3,100rpm
エンジン形式水冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)14

2016年発売。

トライアンフはイギリスの老舗バイクメーカーです。設立は1906年で、現存するバイクメーカーの中では特に長い歴史がありますね。

クラシックバイクのイメージと元となったバイクはトライアンフから出ており、車種名は【ボンネビルT120】

引用元

まさに今回紹介しているバイクと同じ名前です。

現在のボンネビルT120は2016年に発売。

  • 1200ccのバーチカルツインエンジン
  • スポークホイール
  • フラットでロングなシート
  • タンクのデザイン

全て『ザ•クラシックバイク』の特徴ばかりですね。

まさに元祖クラシックバイクを、本家本元のトライアンフが復活させたバイクがボンネビルT120です。

中古価格

ボンネビルT120の2022年8月時点での平均中古価格は1,358,240円となっています。

2021年1月は130万円ほどだったので、5万円ほど高騰しています。

2022年6月ごろは140万円でしたが、直近では少し下がってきてますね。

コマンド961スポーツ/ノートン【クラシックバイクのルーツ「コマンド」の復刻】

メーカー希望小売価格(税込)2,677,500円
カラーレッド
シート高(mm)813
車両重量(kg)218
総排気量(cc)961
最高出力80PS/7,700rpm
最大トルク74N・m/6,000rpm
エンジン形式空・油冷・4ストローク・並列2気筒・OHV
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)17

2013年発売。

Nortonはイギリスのオートバイメーカーです。設立は1898年で古く、1950年代から大型の2気筒エンジンを製造し始めました。

650ccの【コマンド】の世界的大ヒットによって、クラシックバイクの元祖イメージリーダーとなったメーカーです。

引用元

今回紹介した【コマンド961スポーツ】は、現在でも新車で買えるブリティッシュスポーツクラシックバイク。

ホイールはスポークホイールですが、足回りやブレーキ等は完全にオンロード仕様です。

なので正直、クラシックバイクにしては高性能すぎる設計かもしれませんね。

ただなんと言ってもこのディテール、デザインは、まさに元祖クラシックバイクの復活といえるでしょう。

クラシック500EFI/ロイヤルエンフィールド【現在も生き続けるクラシックバイク】

カラークラシックグリーン
全長(mm)2200
全幅(mm)800
全高(mm)1100
シート高(mm)820
乾燥重量(kg)187
総排気量(cc)499
最高出力20.3kw/5,250rpm
最大トルク41.3N・m/4,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・単気筒・OHV
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)14.5

2010年発売。

ロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクメーカーと言われています。メーカーの発足は1901年。

今回紹介しているクラシック500シリーズは、基本設計は1950年代のままという正真正銘本物のクラシックバイクです。

同じエンジンで複数のモデル展開をしており、ラインナップの中で最もクラシックバイクらしいモデルはこのクラシック500。

マニアの中には「本当のクラシックバイクは、ロイヤルエンフィールドのみ」と言い切る人もいるそうです。

それもそのはずで、実際に生でこのバイクを見たときは「旧車だ」と思うはずです。

ですがよく見ると、キャブレターではなくインジェクションだったり、細かいところは現代的です。

クラシック500を生で目撃すると、きっと驚いてしまうはずですよ。

中古価格

クラシック500 EFIの2022年8月時点での平均中古価格は649,633円となっています。

2021年1月は54万円ほどだったので、11万円ほど高騰しています。

2022年に入ってから72万円ほどで安定してましたが、直近の8月では7万円ほど値下がりしてるので、今後の動きは要チェックですね。

コンチネンタルGT650/ロイヤルエンフィールド【元祖クラシックバイクメーカーの意地】

メーカー希望小売価格859,000円
カラーアイスクイーン
全長(mm)2119
全幅(mm)745
全高(mm)1067
シート高(mm)820
車両重量(kg)208
総排気量(cc)648
最高出力47HP/7,250rpm
最大トルク52N・m/5,250rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)12.5

2019年発売。

ロイヤルエンフィールドからもう一台紹介します。

1965年に製造されていた【コンチネンタルGT250】をモチーフにして、現代モデルとして復活させたのがコンチネンタルGT650です。

▼コンチネンタルGT250 引用元

エンジンはバーチカルツインエンジンを搭載。

鼓動感のある力強いエンジンと、本家本元のクラシックバイクメーカーであるロイヤルエンフィールドのブランドはクラシックバイクマニアからは垂涎の的です。

オーナーには本当のクラシックバイクに乗ってるという満足感を味合わせてくれるでしょう。

W650/Kawasaki【アンチ直4の新時代スポーツバイク】

型式EJ650A
メーカー希望小売価格(税込)686,000円
カラールミナスビンテージレッド×パールアイボリー
全長(mm)2175
全幅(mm)905
全高(mm)1140
シート高(mm)800
車両重量(kg)210
総排気量(cc)675
最高出力50PS/7,500rpm
最大トルク5.7kgf・m/5,500rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃費37.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式キャブレター
燃料タンク容量 (L)15

「直四以外の新しいスタンダードスポーツバイクを作る」というコンセプトで1999年に登場したのが、バーチカルツインエンジンを搭載したW650です。

発売までにはメーカー内で紆余曲折がありました。

何しろ発売当時の1999年は、ヤマハからはYZF-R1が、ホンダからはCBR900RRが、それぞれ猛威を振るっていた時代。

カワサキ社内からは「レトロな速くないバイクを作るぐらいなら、早くZX-9Rをモデルチェンジさせろ!」という声が多かったようです。

カワサキのW650開発メンバーは「絶対このコンセプトは売れる!」と言う確信があったため、押し切って発売までこぎつけました。

モチーフには1966年に発売されたW1というカワサキの大ヒット名車を採用。

ただW1と同じコンセプトのバイクではつまらない。さらに美しいバイクをつくるという思いから、OHVエンジンではなくベベルギアのエンジンを採用します。

ベベルギアとは、エンジン内部のピストンの上にあるバルブを制御する機構の事。通常はチェーンを使う場合がほとんどですが、W650はシャフトを使うベベルギアを採用。

引用元

恐ろしいことに、W650のためだけにベベルギア製造工場を作るという暴挙に出たカワサキ。

結果W650は無事にヒットしたため、2011年に後継のW800へと引き継ぐまで製造されました。

中古価格

W650の2022年8月時点での平均中古価格は764,542円となっています。

2021年1月は57万円ほどだったので、19万円ほど高騰しています。

2022年4月ごろから75万円を超える金額で安定しているので、直近で大幅に下落する見込みはありません。

W800/Kawasaki【市民権を得たカワサキのスタンダードスポーツバイク】

型式EBL-EJ800A
メーカー希望小売価格(税込)850,000円
カラーキャンディゴールドスパーク
全長(mm)2180
全幅(mm)790
全高(mm)1075
シート高(mm)790
車両重量(kg)216
総排気量(cc)773
最高出力48PS/6,500rpm
最大トルク6.3kgf・m/2,500rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃費33.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)14

2011年発売。

現代のスタンダードスポーツバイクとしてW650とW400をヒットさせたカワサキ。

Wシリーズがヒットしたため、W800はW650の後継機として予算をかけて開発されました。

FI化も行い、排ガス規制を無事にクリア。デザインやコンセプトを大きく変えることなく正常進化させたモデルチェンジとなりました。

発売した初年度は、2011年年間販売台数がクラスナンバーワンに。

W800に進化後も人気は衰えることなく、2019年には派生グレードStreetとcafeモデルを追加しさらに盤石に。

■cafe

■Street

メグロブランドの復活

そして2020年に【メグロK3】を発売。

メグロという名前は、目黒製作所と言う戦後を代表するバイクメーカーが由来。

当時、目黒はカワサキに吸収されカワサキメグロK2というバイクを発表します。

引用元

その後長い時間を経て、カワサキはW800をベースにメグロK3を2020年に発表。

メグロK3はK2からK3になるのに50年以上の時間がかかっている感慨深いモデルです。

中古価格

W800の2022年8月時点での平均中古価格は957,581円となっています。

2021年1月は73万円ほどだったので、22万円ほど高騰しています。

2021年末から2022年初は100万円を超えてましたが、直近数か月では95~97万円ほどで落ち着いていますね。

SCR950/Yamaha【ビックレトロスクランブラー】

型式2BL-VN09J
メーカー希望小売価格(税込)1,060,560円
カラービビッドレッドカクテル1
全長(mm)2255
全幅(mm)895
全高(mm)1170
シート高(mm)830
車両重量(kg)252
総排気量(cc)941
最高出力54PS/5,500rpm
最大トルク8.2kgf・m/3,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC
燃費31.0km/l(60km走行時)、21.2km/l(WMTCモード値)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)13

SCR950は、ヤマハのボルトというクルーザーをベースにして2017年に発売されました。

ヤマハの公式ページに「SCRはスクランブラーの頭文字」と書いてあることから、ヤマハとしてはスクランブラーとして売り出したかったと思われます。

しかしマフラーがダウンマフラーなので、スクランブラーというよりも【ビッグVツインを積んだSRのようなバイク】と表現した方が正しいでしょう。

真っ直ぐなフラットなシートだけはスクランブラーの特徴と言えますけどね。

走り出すとなかなかにスポーティなバイクなので、普通のクラシックバイクでは物足りない方に一押しのバイクです。

中古価格

SCR950の2022年8月時点での平均中古価格は811,207円となっています。

2021年1月は76万円ほどだったので、5万円ほど高騰しています。

2021年末ごろ80万円前後で安定しているので、直近で大幅に下落する見込みはありません。

CB1100/Honda【ノスタルジック空冷ビッグネイキッド】

型式EBL-SC65
メーカー希望小売価格(税込)997,500円
カラーキャンディーグローリーレッド
全長(mm)2205
全幅(mm)835
全高(mm)1130
シート高(mm)765
車両重量(kg)243
総排気量(cc)1140
最高出力88PS/7,500rpm
最大トルク9.4kgf・m/5,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列4気筒・DOHC
燃費27.0km/l(60km走行時)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)14

「空冷エンジンのCBをもう一度作りたい!」という思いから2010年に発売された空冷ネイキッドがCB1100です。

排ガス規制が厳しくなってきたこの時代に、規制をクリアするのに不利な大型空冷エンジンのバイクを出すという考えには反対意見が多かったそうです。

CB1300SFをベースに空冷エンジンを試作してみたところイマイチなので不採用。

完全にエンジンを一から作り直し、空冷エンジンでよく表現される「でろでろ感」を出すことに成功。

一度乗ればわかりますが本当に「でろでろ」するんです。

CB1100はCB1300SFを超えてしまった!?

CB1100は人気が出て、本家であるCB1300SFを売上で追い抜いてしまいました。

2014年にEXとRSという派生モデルが追加されます。

▼EXはメッキパーツとスポークホイールを追加したコテコテクラシックモデル。

▼RSは足回りをスーパースポーツに寄せたスポーツモデル。

この二つのグレードのうち、EXが特にクラシックバイク的だと言えます。

大型空冷4気筒が絶滅した現代において新車で買える最後のバイクで、2022年8月現在CB1100ファイナルエディションが残っています。

恐らくはこれが最後のモデルとなるので、ビック空冷ネイキッドが欲しい方はお早めに。

中古価格

CB1100の2022年8月時点での平均中古価格は990,893円となっています。

2021年1月は69万円ほどだったので、30万円ほど高騰しています。

2021年末ごろから急激に値上がりして、直近では100万円前後で推移してきてますね。

V7クラシック/モトグッツィ【元祖V7シリーズの復刻】

カラーアストロレッド
全長(mm)2185
全幅(mm)800
全高(mm)1115
シート高(mm)805
乾燥重量(kg)186
総排気量(cc)744
最高出力40.1PS/6,250rpm
最大トルク50N・m/3,600rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・V型2気筒・OHV
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)17

2008年発売。

モトグッツィはイタリアのバイクメーカーで、発足は1921年と、歴史のある老舗メーカーです。

1950年代経営危機に陥っていたモトグッツィは、イタリアの国防部の3輪トラックの発注を請け負って会社を何とか存続させていました。

その時に設計されたのが、アイデンティティーである縦置きV型2気筒のエンジン。

このエンジンを積んだバイクが初代V7というバイクなのです。

引用元

V7はアメリカで話題になり、カリフォルニア州の白バイに採用されてアメリカでの知名度を獲得しました。

この後のアメリカの成功でモトグッツィは一流バイクメーカーとして成長していきます。

今回紹介したV7クラシックは、上記の元祖V7シリーズの復刻版として2008年に発売されました。

一度は経験してみたいV2エンジンが縦に積まれている個性的なオンリーワンなバイク。

それがモトグッツィのV7クラシックというバイクです。

中古価格

V7クラシックの2022年8月時点での平均中古価格は1,055,500円となっています。

2021年1月は65万円ほどだったので、40万円ほど高騰しています。

良個体が少なくなり平均価格は大きくブレるので、あくまで参考程度にするがおすすめです。

スポーツクラシックGT1000/Ducati【ドカティ流クラシックバイクの提案】

(スペックは2010年モデルを記載)

メーカー希望小売価格(税込)1,417,500円
全長(mm)2180
全幅(mm)790
全高(mm)1060
シート高(mm)810
乾燥重量(kg)185
総排気量(cc)992
最高出力83PS/8,000rpm
最大トルク8.5kgf・m/6,000rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・L型2気筒
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L)15

2006年から始まったドゥカティスポーツクラシックシリーズの第3弾が、GT1000というバイクです。

ドカティはイタリアのスポーツバイクメーカー。世界最高峰バイクレースMotoGPに参戦しており、世界チャンピオンも取る一流メーカー。

ドカティがスーパースポーツだけではなく、気軽に楽しめるクラシックスポーツバイクを作り始めたのが2006年から。

スポーツクラシックシリーズの中で、GT1000は唯一スポークホイールを採用しており、最も[気軽さ]に焦点を当てたモデルです。

クラシックバイクはカリカリの運動性能を追求しないジャンルですが、ドカティが作った場合だけは別。

エンジンは992ccLツインの空冷エンジンですが、言葉のイメージからはかけ離れた元気の良いスポーツエンジンです。

あくまで「ドカティにしては気軽に乗れる」という味付けなので、一般的なクラシックバイクと比べると相当にスポーツ寄りのバイクだと言えます。

中古価格

スポーツクラシックGT1000の2022年8月時点での平均中古価格は1,269,900円となっています。

2021年1月は110万円ほどだったので、16万円ほど高騰しています。

2022年2月ごろは138万円ほどだったので、直近では少し価格が落ち着いてきてますね。

まとめ:「バイクは圧倒的な存在感!」な人は大型クラシックバイクがオススメ

今回は大型クラシックバイクの選び方やおすすめ車種紹介をしてきました。

大型クラシックバイクこそクラシックバイクの王道。

大排気量から表現される多様なクラシックバイクの魅力が伝わったかと思います。

また、乗り換えの際は弊社で運営するカチエックスを使うと、写真だけで全国の業者にネット上で売却を申し込めます。

面倒な連絡は専任スタッフが全て代行するので、手間なく早く売りたい方にはおすすめですよ。

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【この記事を書いたライター】よしのパパ